不動産投資はなぜ「やめとけ」と言われる?リスクとメリット・事前に押さえておくべきポイント

「サラリーマンだけの収入では未来が不安」「不動産投資で着実に資産を増やしたい」そう思う人は多いでしょう。

不動産投資は、手堅い収入源になるメリットもある反面、「リスクが高い」「労力が見合わない」という否定的な意見もあります。

今回は、なぜ不動産投資はやめとけ、と言われるのか?そして不動産投資に向いていない人・向いている人の特徴を解説します。

リスクを把握せず始めてしまうと思わぬ失敗に繋がるので、ぜひ最後までお読み下さい!

なぜ不動産投資は「やめとけ」といわれるのか?

不動産投資におけるリスクは以下のようなものです。

  • 金利上昇リスク
  • 空室リスク
  • 自然災害リスク
  • 家賃滞納リスク
  • 管理会社の倒産

金利上昇リスク: 不動産投資はローンを利用することがほとんどです。しかし、借入金の金利が上昇すると返済負担が増え、収支が悪化します。

空室リスク: 物件が空室になると家賃収入が途絶え、ローン返済や管理費、修繕費等の支出だけが残る状況に陥ることがあります。

自然災害リスク: 地震や火災などの自然災害により、物件が損傷したり、価値が大幅に低下する可能性があります。また、老朽化など経年劣化でも家賃が下落するリスクがあります。

家賃滞納リスク: 入居者が家賃を滞納すると収入が得られなくなり、物件の運用が困難になる可能性があります。

管理会社の倒産: 管理会社が倒産すると、物件の運用やメンテナンスが滞り、大きな負担になる恐れがあります。

また、不動産投資は元本が保証された投資方法ではありません。

投資に失敗すれば資産が減ることも覚悟の上で始める必要があります。不動産投資を成功させるためには、情報収集や市場の状況を踏まえたリスク回避が重要です。

不動産投資に向いていない人

これらのリスクを踏まえた上で、不動産投資に向いていない人の特徴は以下のようなものがあります。

  • 即時の利益を期待する人
  • リスクを避けたい人
  • 手間をかけたくない人
  • 資金力が限られている人

即時の利益を期待する人:不動産投資は長期的な視点で見る投資です。短期間で大きな利益を得ることは難しく、物件価格の変動や賃料収入の変動により、一時的に損失がでることもあります。

リスクを避けたい人:不動産投資には空室リスク、家賃滞納リスクなど様々なリスクが存在します。これらのリスクを理解し、対応する能力や意欲がない人には不向きでしょう。

手間をかけたくない人:不動産投資は、物件の選定や管理、賃貸契約の手続き、トラブル対応など、手間がかかる作業が多いです。プロに委託することも可能ですが、それでも一定の管理やコミュニケーションが必要です。

資金力が限られている人:不動産投資は初期投資としてある程度の金額が必要です。また、物件の修繕費用や税金、ローン返済など、継続的な費用も発生します。

これらをふまえて、自分の性格や資金力、時間的な余裕などから検討しましょう。

不動産投資は適切に行えば大きな収益を得ることができますが、向き不向きがあるため、十分に情報収集したで投資判断を行うことが求められます。

 

リスク以上にやった方が良い?不動産投資のメリットとは

一方で不動産投資には、リスク対策さえできれば様々なメリットが存在します。

  • 安定した不労所得
  • 他人のお金で投資ができる
  • 節税効果
  • 資産形成
  • 生命保険の代わりになる
  • インフレに強い

安定した不労所得: 不動産投資の主な収入源は家賃であり、入居者がいれば毎月安定した収入を得ることができます。また、売却による利益もあります。

他人のお金で投資ができる: 不動産ローンを利用すると、自己資金だけでなく銀行から借りた資金を使って不動産を購入し、家賃収入で返済することが可能です。

節税効果: 不動産投資には節税のメリットもあります。特に家賃収入からの税金が一定の条件下で控除可能などの制度が存在します。

資産形成: 長期間の資産形成商品として人気があります。特に低金利環境や年金に対する不安から、不動産投資は重要な投資手段となっています。

生命保険の代わりになる: 不動産は資産として家族に残すことができるため、生命保険の一部を補うと考えることができます

インフレに強い: 不動産は一般的にインフレに強いとされています。物価上昇とともに家賃や不動産価格も上昇する傾向にあるため、資産価値を保つ効果があります。

上記のように、不動産投資には多くのメリットがあります。

リスクをしっかりと理解し、対処方法を決めた上で投資することが大切です。

不動産投資をやった方が良い人はどんな人?

不動産投資に向いている人は以下のような方です。

  • 勉強熱心な人
  • 計画的でブレない人
  • 収入が安定している人
  • 行動力と胆力がある人

勉強熱心な人: 不動産投資は一定の知識を必要とします。市場調査、物件評価、財務計画などの知識が必要です。そのため、新しい知識を学ぶことが好きな人、研究を行うのが好きな人に向いています。

計画的でブレない人: 不動産投資は長期的な視点での資産運用となります。計画性があり、コツコツと努力できる人が成功する可能性が高いです。

収入が安定している人: 不動産投資は初期投資が必要で、ローン返済や物件のメンテナンス費用など、一定の出費があります。そのため、安定した収入を持つ人、または一定の貯蓄を持つ人に向いています。

行動力と胆力がある人: 不動産投資はリスクとチャンスをバランス良く取り扱う必要があります。行動力と胆力を持ち、適切にリスク管理できる人に向いています。

これらを踏まえ、自身が不動産投資に向いているか判断しましょう。

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